雨垂れ笹雀

不定期更新でUnityとか創作とかについて書くはずのブログ。ブログ?任せとけよ、もう5,6回はエタった事あるぜ。

Unity1week お題「2」 ヌリカミー賞授賞式

 

ヌリカミー賞です。Unity1weekに関する記事なのですが、ここまで来るとどのUnity1weekの話をしてるのかわからないぐらいに遅刻しました。すんません。

次回のu1wの開催告知が出てから前回u1wの記事が出るという、図らずもネクストレベル宮本武蔵スタイルになってしまったわけですが、 逆にここまで遅れたら前人未到なんちゃうの?みたいな。逆に今この記事を読むことで、u1wへのモチベだとか意識みたいなのをつけていく一端になる可能性があるということで手を打っていただきたく思います。ふてぶてしくも、ものは言いようです。

 

 

~ヌリカミー賞とは~

u1wで僕が好きな作品を、僕しか言わないんちゃうか的観点から語って褒めて表彰したいという、このブログの存在意義とイコールの記事になっています。

毎度の事ながら、選考基準は僕のエゴと独自っぽい文章が書けそうかどうかで決まっているので、ここに書かれていない中にも好きなゲー

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失礼しました。レッツヌリカミーが出てしまいました。

 

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拙作『SAVE THE I』を徹底解説し「脚本のソースコード」の具現化を試みる

遡ること少し前、Unity1week業界では「作ったゲームのソースコードを公開する」というムーブメントがあった。

 

こういった即物的で実用的な知見のシェアというのは素晴らしい。俺はその時出したゲームが(以下略)だった、そしてそもそも僕のプログラミング技術は人に見せられるものではないので指を咥えて傍観していたわけだけど、その事が喉に刺さった小骨のようにずっと心の中で引っかかっていた。
思えば今回に限らず、以前からそうだ。僕は「u1wにもノベル要素あるゲーム増えてほしいナァ」と宣いながら、ノベルを書くという部分で有意義になりうる情報共有というのを全然してこなかった。

 

単に「こうしてこう書けば面白いものが出来ます」なんて偉そうに鞭撻を執れる程の技術がないというのもあるけれど、それ以上に何を書けばいいのかわからない。
ソースコード共有の素晴らしいところは、誰がどう使っても同じように動くという絶対的な公平さと客観性を秘めた技術をシェア出来る点だ。けど、ノベルにおいてソースコードと同じレベルの公平さと客観性を秘めた技術とは?国語の授業でもやればというのか。

 

いっそ脚本にもソースコードがあればいいのに……なんて考えている時、思いついた。

 

成果物を例に出して、何を考えて書いていたのか、何のためにその一文があるのかなどを逐一説明していけば、それは脚本のソースコード足り得るのでは?

「こう書いてください」ではなく「こう書きました」なら、ただの事実の羅列だから客観性は保証される。それが意図通り動いているかどうかも、成果物がある以上見た人が判断してくれるだろう。

 

それは良い。
やろう。

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Unity一週間ゲームジャム 第二回ヌリカミー賞授賞式 お題『ふえる』

 アァ……!イツオーバァ……!

いやぁ今回のu1wは強敵でしたね。作品数も期間もイベントも後悔も盛りだくさんすぎて死ぬかと思いました。一個やたらブラックなのがありましたが気のせいですね。

 

いやぁ~楽しかった。開幕当時はベッドの上で力なくビチビチする死にかけの魚だった僕も、今では参加してよかったと思っています。

なぜゲームジャムに参加するだけで生命の危機に陥っていたかというと……まぁ、その件は前回の記事でアホほど書いたのでそちらをご覧ください。

 

しかし!急死に一生、違う、九死に一生を得てなんとか生き延びた僕のもとに、とうとうヌリカミー賞授賞式のお時間がやって参りましたよ!

 

ヌリカミー賞とは!

僕が個人的に気に入った作品に対して、僕しか考えてなさそうな視点から褒めたり分析したり妄想したりするという、ありえないほど隙間産業を狙いに行く賞である!

 

ちなみに前回の記事はこちら

後で読み返して気づきましたが、前回はなんと記事の大半が「ちなみにこれは僕の妄想です」で終わっているため、ゲームの話と思いきやだいたい僕の妄想を垂れ流しているだけというオカルト雑誌みたいな内容の狂気のサバトと化していました。タイトルを月刊ヌリカムーに改名した方がいいかもしれない。

 

そんなわけで今回は飛躍した妄想は控えめにしつつ、なおかつ自分が褒めたいところを褒めるスタイルは維持しながらやっていきたいと思います。

というわけで早速行きましょう!レッツ!ヌリカミー!

 

( ^ω^)…………えっ?いや、掛け声ですけど……

( ^ω^)流行らないか……そっか……

 

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今回参加したUnity1weekお題「ふえる」について本音から自省する

タイトルの通り、今回僕はUnity1weekに参加してきた。これで三回目の出展となる。

今回のu1wは、完全に失敗した。出したゲームがつまらなかったとかそういった話ではない。事前に立てていたゲーム的な目標はほぼ達成したし、作品に「この仕様に納得がいっていない」とか心残りがあるわけではない。作品はほとんど想定通りのモノを出したと思っている。

放置しているバグや欠陥はあるが、そんな事ははっきり言って些事だ。直せば直るミスなんて失敗のうちに入らない。

僕は今回、あえて尊大な言葉選びをするならば、創作者として失敗した。

 

ここまでド滑るのも逆に珍しい。けれど、その中でも色々学びや思った事があったので、それらを本音から書き記していくことで、自分の中で整理をつけて自省したいと思う。

 

あと、結構この記事を書くのに苦戦したため、色々前後でノリが違かったり内容がズレてたりするかもしれないけれど、ご容赦ください。

 

 

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インディーゲーのタイトルは「略されないようにする」のが効果的なんじゃねって話

インディーゲーのハードルの一つは知名度問題ですよね。仮に大傑作が出来たとしても、誰にもプレイしてもらえなかったら意味がないですし、埋もれてしまわないよう出来ることは可能な限りやっておきたい。

しかし、企業のように広告をドカドカ打ち出したりもできない以上、名前を知ってもらうにはSNSなどでの口コミ効果がファクターとしてとても大きいというのはみなさん思っているんじゃないでしょうか。

 

 

みなさんご存知であろう『Helltaker』は、まさにその口コミ効果で広がった作品だと僕は認識しているのですが、その要因のうち一つはタイトルにあるんじゃねえかって思ったので、サクッと書き留めておきます。

 

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Unity1week お題「密」 ヌリカミー賞授賞式

皆さんUnity1weekのゲームはやりましたか?僕は結構やったつもり、と思いながら後から数字見たら、大した数やってなくて肩透かしを食らったところです。

現在プレイしたゲームは177本。投稿数が370で370÷2は185。フゥ~あと8本ほど遊んでから記事を書いてれば「まっとりあえず半分はやりましたけどw」ってツラが出来たのに……。

 

ともあれ、僕は今回のゲームジャムはすごく楽しかったです。本当にレベルが高かったのを肌で感じましたし、好きなゲームもいっぱいありました。

お題の「密」も最初はおいおい時事ネタか~?って思いましたが、いざやってみると解釈の幅が広く、誰もが連想するであろう一発ギャグみたいなものから、よく百合子の誘惑に負けずここまで真面目に解釈したって言いたくなるような作品まで。

 

というわけでア~楽しかった~とか言って終わった後は鼻クソほじってグータラしてたわけですが、そんなある日がむしゃらさんがこんな記事を投稿してたのを見たんですね。

gmshara.hatenablog.com

ウワ~。なんて健全な記事なんだ。なんだこの紹介数と内容の濃さは。実は本業評論家だったのか?u1wを遊ぶだけ遊んで「ほな、乙したw」っつってとっとと撤収してった僕がバカみたいじゃないですか。

というわけで、一度死んだブログを掘り起こしてまで僕もUnity1weekオススメ作品まとめ記事的なものを書く世界となりました。昨日までは冬のナマズのように大人しかった僕もこの健全っぷりには駆り出されてしまった。

 

しかし、今更僕がトップランクのゲームの、みんな既にわかっている美点を褒めるような、例えば「絵がきれいでいいと思いました。まる」みたいな記事を書くのでは、僕の今日のうんこの出を記録した日記を書いているのとさして変わらないではありませんか。

いや言い過ぎたわ。どうしてそうやってすぐ失礼な例えをしようとしてしまうの?うんこは言いすぎましたが、僕のような脳内辞書を引いたら無条件で一番目に「うんこ」がヒットする人間が当たり障りのない評論記事を書いても誰得という話です。

 

そこDE!僕が「これはさすがに考えてる人少ないんじゃねえの?」的な僕独自の視点から書く……。

いや、言い過ぎたな……。僕みたいなのが書いてもしょうがないよねって話だったのに急にハードル上げてどうする?

まあいいや!そこDDE!!ここにUnity1weekで僕が気に入った作品に対して僕独自の観点から与えられる、栄誉は特にない賞「ヌリカミー賞」の樹立をここに宣言します!

 

( ^ω^)……

( ^ω^)なんてヌルヌルしてそうな賞なんだ!

 

ヌリカミー賞には大賞は無く、僕の「この作品のここがいいよね」という極めてピンポイントな視点から選んだ、100%僕の趣味によるノミネートを行います。

賞の名前も作品ごとにつけます。参考までに、もし僕のSAVE THE Iをノミネートするとすれば、「少女がアンドロイドを『ロボットの人』って呼ぶの、多分わかって言ってるわけじゃないんだろうけどある種本質的な感じあっていいよね賞」になるでしょう。

……こういう賞です。要するに誰も目つけてなさそうなニッチなポイントを褒める感じにすれば記事の存在意義保てそうって事ですね。めっちゃぶっちゃけた。

 

と~~~いうわけで、前置きが長え!本当に長えので、さっさと授賞式に移りたいと思います。イグゾオオオオオオオ!

 

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